「フランス語圏情報誌「フラン・パルレ」主催
「日本語で、翻訳しよう!フラン・パルレ翻訳コンクール」のお知らせ
募集期間:2005年9月24日(土)〜11月30日(水)


平成17年9月20日
このたび月刊情報誌「フラン・パルレ」は在日カナダ大使館ケベック州政府在日事務所日本フランス語教育学会から後援を受け、「日本語で翻訳しよう!フラン・パルレ翻訳コンクール」を開催する運びとなりました。
本コンクールはフランス語圏カナダ・ケベック州の俳人、アンドレ・デュエムの俳句集「Pelures d'oranges(オレンジの皮)」に載っている俳句の日本語訳を募集するというもので、詩やフランス語・日本語に日頃興味を抱いている方にとってとても良い機会になるものになるであろうと考えております。

皆様のご応募を、楽しみにお待ちしております。

フラン・パルレ主宰 ÉRIC PRIOU(プリュウ・エリック)


コンクール詳細
期間:2005年9月24日(土)〜11月30日(水)
参加資格:どなたでも応募可能です。
André Duhaime(アンドレ・デュエム) 「Pelures d'oranges(オレンジの皮)」より一組(5句)選びフランス語から日本語へと翻訳して下さい。
参加費:1000円(俳句はフラン・パルレのホームページからダウンロード出来ます。)又は課題図書購入(1800円)
受賞者には2006年の3月にカナダ大使館で授賞式があります。
賞:フランス語教室エコール・エフエルでの6ヶ月レッスン(東京)・AJフランスでの一期(8回)レッスン(フランスの地方と美食)(京都)・ケベック州政府在日事務局よりロベール・ルパージュ「アンデルセンプロジェクト(仮題)」の劇場招待券2名・リアルクロコ(実用)のワニ皮手帳1名・第三書房より「ヌーヴェル・シャンソンで楽しむ 現代フランス語スケッチ」(CD2枚組付き)を1名、贈呈致します。母国語が日本語でない方には、ヨシダ日本語学院(東京)での60000円相当のレッスンがございます。なお課題図書の邦訳版の出版を予定しており、受賞者の俳句を採用します。
学校賞(大学・高校のみ):第三書房より「ヌーヴェル・シャンソンで楽しむ 現代フランス語スケッチ」(CD2枚組付き)を1団体に贈呈致します。なお贈呈された図書は受賞団体の図書館へ贈られます。(参加される団体は先生、クラスの名前を記入して下さい。

コンクールの要項とプリントアウト用の参加申込書はこちらからダウンロード出来ます。課題図書の俳句はホームページ上で見る事が出来ます。http://franc-parler.main.jp
パソコンをお持ちでない方は、郵送しますので、80切手を貼った住所・氏名明記の返信封筒をお送り下さい。(80円切手で届かない場所にお住まいの方は相当額の切手でお願いします。)

André Duhaime(アンドレ・デュエム)紹介
1948年モントリオールに生まれ、1971年からウタウェ,地方にその住居を構えている。デュエムはフランス語、外国語の教師である一方、1970年の終わりから、彼の文学的活動は俳句や連句短歌といった日本の古典的な詩作形式に、ケベック的な感性を探求、適合させることによって特徴づけられており、その著作は選集、アンソロジーや教育向けの記事もある。
主な著書:「こちらからの俳句」、「北を朗読する」、「月にまたがり」など。

日本でも、『唯一無二』の俳句はないと思います。様々な形式、様々な流派があります。ところで、一般に私たちに提示されるものは、現在もなお一枚岩的な俳句なのです:いくつかの決まった規則を守り続けることで一篇の俳句が得られるのです。異なった形式の俳句がフランス語圏でも現れ始めました。西欧のリアリティーの探究を考慮に入れた俳句です。とても牧歌的で、とても『詩的』な、花や鳥を探究した、伝統的な5−7−5の形式、これらが成功した時にはその特質を否定してはなりませんが、その傍らで、もっと実験的な俳句(緊急車両等の回転灯、ネオン、コンクリート、鋼鉄、騒音のデシベルや公害、つまり現代社会をうたった都市型俳句)を作って街を表現しようとしている人たちがいます。このとても短い東京での滞在期間中、私は大通りや路地をぶらぶらするのが好きでした。日本との最も大きな違いは西欧人が俳句を実践していく上でいずれにせよ師弟関係を保持しない、ということです:各人は多かれ少なかれ独修者であり、読書や出会い、詩作アトリエで行き当たりばったり習得しています。(「フラン・パルレ」2005年10月号デュエム氏へのインタビューより)

「Pelures d'oranges(オレンジの皮)」
アンドレ・デュエムの2作目の俳句集は1987年に刊行され、英仏二カ国語で100句集録されています。


pelures d'oranges
les enfants sont venus
et repartis

(english)
oranges peels
the kids have come
and gone
日本語?

「Pelures d'oranges/Orange peels」(定価1800円)販売先
青山ブックセンター本店 欧明社 音羽館 紀伊國屋書店新宿南店 三省堂書店神田本店 ジュンク堂書店池袋本店 フランス図書 八重洲ブックセンター本店 流水書房青山店 Rive Gaucheまたフラン・パルレホームページからもご購入いただけます。




フラン・パルレ

フラン・パルレは日仏2か国語月刊情報誌で、1998年6月の発行以来、東京近郊で毎月行われるフランス語圏関連のイベント情報を発信しています。発行部数は現在2万部です。毎月、新聞形式とインターネット上でフランス語圏文化の映画、演劇そして展覧会の紹介、各方面の著名人への単独インタビューと...、フラン・パルレならではの情報が満載です。日仏2か国語で構成されていますので、日本人・フランス人・フランス語圏の人々に幅広く親しまれております。

アダモ、フィリップ・トルシェ、パトリス・ルコント、ジャック・ゴドブー、ジャン=ジャック・ベネックス、フィリップ・キャンデロロ、ジル・ロマン、ジュリエット・グレコ、シルヴィ・ヴァルタン等。

★創刊 : 1998年6
★刊行サイクル : 月刊
★版形 : A4
★ページ数 : 8ページ
★配布地域 : 東京近郊
★発行部数 : 2万部
★定価 : 無料
★内容 : フランス語圏関連情報(日本語・仏語併用)
★配布先 : 大使館、書店、映画館、仏料理レストラン、レコード店、フランス語圏関連イベント会場など約200ケ