☆マリーズ・シモン-プラネルのフランス文化事情☆

第2回 「聖バレンタイン」


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こんにちは!...2005年、皆様は良いスタートを切られたことと思います。そしてたぶん、フランス訪問を決意して下さることでしょう!大歓迎です!

私は皆様に私達の二つの祖国の社会的・文化的な違いをお話するとお約束しました。これからは毎月そうしていきますね。
さて、今は2月ですね。私は皆様に聖バレンタイン、ヨーロッパにおける、恋人達の祭典....2月14日についてお話したくてたまりません。
いえ、日本の様にあらゆる男性にチョコレートをあげるのではありませんよ!でも二人だけの夜を過ごします。もし恋人達がとてもロマンチックならキャンドルの下で。
ともかくこの日の為に心をこめて選んだ価値ある贈り物(例えば宝石など)を用意します:
彼は彼女に、彼女は彼に。



この愛の祭典の起源は大変古く、古代ローマ人がすでにもっと奔放な方法で祝っていました。カトリック教会はこれを止めさせませんでしたが、道徳的な愛の意義を与え、聖バレンタインという守護聖人を選定しました。
バレンタインとはどんな人だったのでしょう?誰も本当のところはわかりません。いくつもの伝説が存在しますが、私が気に入っているのはこの説です:
古代ローマ時代、キリスト教徒は迫害され、ライオンのいる円形闘技場に放り込まれていました。
強くて貧しいバレンタインという若者と美しいお金持ちの娘がとても愛しあっていましたが、この娘の父親がこれを許さず、バレンタインをキリスト教徒として密告しました。
彼はライオンに喰われて死に、恋愛のシンボル、聖バレンタインとなったのです。
2005年2月
マリーズ・シモン-プラネル
訳:粟野みゆき


マリーズ・シモン-プラネル:元日仏学院フランス語講師。現在は日本での講師経験をもとに、ブルゴーニュにある17世紀に作られた元修道院の一角で、語学学校兼ホームステイプログラムを行っている。
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